【中国】道路改良したら半年間に陥没１３回・・・関係者「雨のせい」、「陥没でなく沈降」＝河南[09/17]

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河南省鄭州市内を通る三環路で、道路に大きな穴が開く事故が多発している。過去半年間に１３回発生。９月１６日には午前８時半ごろ、
午後１０時４０分ごろと、三環路と中原路の交差点陸橋付近で「穴あき」が２回、発生した。道路管理関係者は「雨の日が連続したため」、
「陥没ではなく沈降」などと説明した。中国新聞社などが報じた。

市民の唐さんによると１６日午前８時半ごろ、三環路と中原路の交差点付近の歩道を歩いていた。いきなり、前方約２メートルの場所
で路面が陥没した。「そりゃ、驚きましたよ。私の歩くのがもう少し速ければ、飲み込まれてしまったんですからね」と言った。
唐さんは感慨深げに「この道を歩くのは、お経を求めて天竺に旅した西遊記みたいなんですよね」と言った。

街の道を歩くのも「冒険の旅」という。穴の大きさは６、７平方メートルで、深さは２メートルほどに達した。

同日午後１０時４０分ごろに、近くの車道で陥没が発生。大きさは約４０平方メートルで深さは３，４メートルになった。通りかかった
タクシー１台の左側後輪が落ちて、抜け出せなくなった。駆けつけた交通警察官のひとりは「この交差点の付近で発生した陥没では、
もっとも規模が大きい陥没ですね」と説明した。

市当局は２０１２年、三環路の改造工事に着手。１３年１２月２６日までに、ほとんどの部分が改めて開通となった。そして約半年。
主だった陥没／沈降だけで９月１６日までに１３回発生した。

三環路の管理責任者のひとりは、１６日に近い場所で道路に２回大穴があいたことについて、「連日のように雨が降っていますから」
と原因を説明。ただし「歩道で発生したのは陥没ではなく沈降です」と主張した。

三環路では、嵩山路をまたぐ陸橋にも穴が多数開いている。深さ２０センチメートルほどで、通行する自動車にとっては大きな“脅威”だ。

１６日午前１１時ごろにも、乗用車１台が穴に突っ込んだ。乗用車の前輪は衝撃で「爆裂」した。運転手は「このあたりでは、
どの車も時速６０キロメートル程度でいますからね」、「そもそも、こんな新しい道路に穴が開いているなんて、だれが思います？　
前も横も車が走っているんですよ。穴に気づいても、よけられませんよ」と述べた。

陸橋近くには、破損したタイヤが点々と並べられている。破損したタイヤを交換したが、衝撃のためホイールも損傷を受け、
使用できなくなったと見きった運転手が、放棄して去ってしまうという。

改良工事後の三環路は、突然の陥没と大小さまざまな穴で「人と車のアリ地獄」、「タイヤの墓場」となった。

市政府は１３日、関係者を集めて会議を開催。三環路地下に水道管や下水管などを設けている関係者に対して、
１週間以内に全面検査を実施せよと命じた。検査後に再び陥没が発生し、特定のパイプが原因になっていた場合、
管理責任者を厳重に処罰すると通告したという。（編集担当：如月隼人）

ソース：サーチナ　2014-09-17 14:05
http://news.searchina.net/id/1543592